
近年、「プラスチック削減」「脱炭素」といったキーワードが、企業活動や日常生活で当たり前のように語られるようになりました。その中でも注目度を高めているのがバイオマスプラスチック。その活用先として特に相性が良いのが、毎日使う「ハブラシ」です。
本記事では、バイオマスプラスチックとは何か、なぜハブラシが適しているのか、リサイクルでは解決できない課題をわかりやすく解説します。また、宿泊施設やブランド企業が導入するメリットも紹介します。
バイオマスプラスチックとは?

バイオマスプラスチック(Biomass Plastic)とは、石油ではなく再生可能な資源(コーンスターチ、サトウキビ、木材パルプ、麦わら等)を原料に含むプラスチックのことで、石油を原料としたプラスチックと比較して、以下のようなメリットがあります。
CO2排出量の削減
石油よりも炭素量が少ない再生可能な資源を利用するため、焼却時もカーボンニュートラルとして扱われ、ライフサイクル全体のCO2排出量削減に貢献します。
石油依存からの脱却
持続可能な資源から作られるため、将来的な安定供給にも寄与します。
既存プラスチックと同等の機能性
最近のバイオマス配合素材は、耐熱性・強度・加工性が改善し、日用品への展開が進んでいます。 特にハブラシのような毎日使う日用品との相性が良く、すでに多くのメーカーで導入が始まっています。
バイオマスプラスチックについて、「バイオプラスチックとは?種類・特徴・課題を解説」で詳しく解説しています。
なぜ、ハブラシにバイオマスプラスチックが向いているのか?

1. ハブラシは廃棄サイクルが非常に短い
一般的にハブラシは1〜2ヶ月で交換されます。みなさんのご自宅でもそうではないでしょうか?家庭だけでなく、会社、学校、スポーツジムと使用場所も多いため、年間の廃棄量は膨大です。
2. 宿泊施設では「使い捨て」文化が根強い
ホテル・旅館・民泊などでは、ほぼ100%が使い捨てです。特に訪日観光客の多い現在、大量のハブラシが毎日廃棄され続けています。 宿泊施設の担当者からも「環境配慮型のアメニティに切り替えたい」といった声が年々増えており、バイオマスハブラシは非常に導入メリットが大きいアイテムです。
バイオマスプラスチックを使ったハブラシとは?

ハブラシのハンドル(持ち手)部分がバイオマスプラスチックで作られています。現在多く採用されているのは、バイオマスPP(ポリプロピレン)と、コーンスターチなどの配合樹脂です。成形性が良く、既存のハブラシ金型にも比較的適合しやすいのが特長です。
毛(フィラメント)は通常ナイロン系ですが、最近は環境配慮型の毛材(バイオベースナイロンやリサイクルナイロンなど)も登場しています。つまり、全体の環境性を高めたハブラシの製造が可能になってきています。
リサイクルではダメなのか?

もちろん、リサイクルは非常に重要なアプローチです。しかし、ハブラシのリサイクルにはいくつかの課題があります。
ハンドルはPP、毛材はナイロン系、中にはラバー樹脂が混在する製品もあります。これらが一体化しているため、一般消費者が正しく分別するのはほぼ不可能です。同じ見た目でもメーカーによって素材が異なるため、自治体のリサイクル施設でも選別が非常に難しいという現実があります。
そのため「リサイクルできない前提のアイテム」だからこそ、バイオマスプラスチックとの併用が効果的 という結論になります。
宿泊施設が導入するメリット|環境配慮 × ブランドエクイティ

特にホテル・旅館・民泊業界では、バイオマスハブラシの導入が急速に広がっています。持続可能性への取り組み = SDGsを見える化できる ハブラシはお客様が必ず手に取るアメニティ。小さなアイテムでも、環境配慮の姿勢を強く印象づけます。
SDGsへの具体的なアクションとして、プラスチック削減やカーボンニュートラルを、宿泊者・自治体・投資家に明確に示すことができます。ブランド価値(ブランドエクイティ)を高める 環境配慮型アメニティは「その施設を選んだ理由」にもつながります。特に海外ゲストや若年層は環境性を強く意識しており、差別化ポイントとして確立できます。
VASUジャパンのバイオマスハブラシ開発サポート出し

VASUジャパンでは、ホテル向けOEM・ブランド用オリジナルハブラシ、メーカーの新素材テストなど、多数のプロジェクトを支援してきました。
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