技術コラム

バイオプラスチック、自社製品にはどれを選べばいい?

「環境対応のため、自社製品にバイオプラスチックを採用したい。」

そう考えて調べ始めると、意外と早い段階で一つの壁にぶつかります。
「結局、自社製品にはどの材料を選べばいいのだろう?」

バイオプラスチックと一口に言っても、その種類や特徴はさまざまです。

植物などの再生可能な資源を原料として利用する「バイオマスプラスチック」もあれば、一定の環境条件で微生物によって分解される「生分解性プラスチック」もあります。

さらに実際の製品開発では、「環境に配慮した材料」というだけで材料を決めることはできません。

たとえば、現在の製品と同程度の強度が必要なのか。どのような方法で成形するのか。耐熱性は必要なのか。どの程度のバイオマス度を目指すのか。使用後に分解する必要があるのか。

製品によって、求める条件は異なります。

そのため、最初から「PLAを使いたい」「バイオマス度をできるだけ高くしたい」と材料や数値を決めるのではなく、

「その製品で、何を実現したいのか」

から考えることが重要です。

たとえば、石油由来原料の使用量を減らすことが目的なら、バイオマス原料を配合する方法があります。
一方、農業資材などで使用後の回収負担を減らしたいのであれば、生分解性という機能が重要になる場合があります。

また、環境対応だけでなく、強度や流動性、外観、コストなど、従来製品に求められていた性能とのバランスも欠かせません。

つまり、バイオプラスチック選びには「これを選べば正解」という一つの答えがあるわけではありません。

まずは、バイオプラスチックにはどのような種類があり、それぞれどのような特徴があるのかを知ることが、材料選びの第一歩です。

バイオマスプラスチックと生分解性プラスチックの違い、代表的な材料、メリットや課題について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

→ 「バイオプラスチックとは?種類・特徴・メリット・課題を分かりやすく解説【2026年版】」

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