この記事は2024年5月17日にメールマガジンVol. 14として配信されたものです。
初回投稿日: 2024年8月16日
最終更新日: 2026年7月23日
私は毎朝、近所のコーヒーショップで焙煎された豆をハンドドリップで淹れるのが日課です。
香りを楽しみながら一日を始める時間は、とても贅沢なひとときです。最近はコスタリカやエチオピアの豆がお気に入りで、産地ごとの個性を楽しんでいます。
そんな身近なコーヒーですが、実は近年、気候変動の影響を大きく受けている農作物の一つであることをご存じでしょうか。
今回は、コーヒー栽培と気候変動の関係についてご紹介します。

コーヒー栽培に適した環境とは?
コーヒーは「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道を挟んだ地域を中心に栽培されています。
代表的な生産国には、
- ブラジル
- コロンビア
- エチオピア
- ベトナム
などがあります。
一般的にコーヒー栽培には、
- 年間平均気温20〜25℃
- 年間降水量1,200〜2,200mm
程度が適しているとされています。
また、標高や土壌、昼夜の寒暖差なども、コーヒーの風味や品質に大きく影響します。
日本では沖縄県や小笠原諸島など、一部地域でコーヒー栽培が行われています。

コーヒー栽培に適した環境とは?
近年、世界各地で気温上昇や降雨パターンの変化が報告されています。
コーヒー産地でも、
- 高温
- 干ばつ
- 豪雨
などの影響を受けるケースが増えています。
気温が高くなりすぎると、コーヒーチェリーが十分に成熟する前に成長が進み、品質や風味へ影響する可能性があるとされています。
また、水不足による収量低下も課題となっています。

病害虫への影響
気候変動は病害虫にも影響を与えています。
例えば、
- コーヒーさび病
- コーヒーベリーボーラー
などは、気温や気候条件の変化によって発生地域が広がる可能性が指摘されています。
農家にとっては収穫量だけでなく、品質の維持という点でも大きな課題となっています。
持続可能なコーヒー栽培への取り組み
こうした課題に対応するため、世界各地でさまざまな取り組みが進められています。
例えば、
- 気候変動に強い品種の開発
- 水資源を効率的に利用する栽培方法
- 土壌管理の改善
- 病害虫対策の研究
などです。
さらに、フェアトレードなどを通じて、生産者の生活を支えながら持続可能なコーヒー生産を目指す取り組みも広がっています。
身近な一杯から環境問題を考える
私たちは毎日何気なくコーヒーを飲んでいます。
しかし、その一杯の背景には、気候変動や農業、国際貿易など、さまざまな社会課題があります。
環境問題というと遠い世界の話に感じますが、実は私たちの暮らしのすぐそばにも影響が現れ始めています。
だからこそ、一つの解決策だけではなく、農業技術の進歩や品種改良、資源の有効利用、環境負荷を低減する素材の活用など、さまざまな取り組みを組み合わせながら持続可能な社会を目指すことが大切です。
まとめ
コーヒーは世界中で愛される飲み物である一方、気候変動の影響を受けやすい農作物でもあります。
品質の維持や安定した生産を続けるためには、生産者の努力だけでなく、私たち消費者も環境について考えることが重要です。
身近なコーヒーをきっかけに、持続可能な社会や環境への取り組みに目を向けてみてはいかがでしょうか。
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