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Vol. 10 海洋環境とプラスチックの関係

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生分解性育苗ポット

今回の表紙の一枚は、生分解性育苗ポットの写真です。
育苗ポットは屋外で使われるものですので、生分解性にする事で、自然環境への対策が可能となります。 VASUジャパンでは、ブロー成形に適した、生分解性プラスチックを提供しています。

みなさん、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。 1年間あっという間に過ぎ去りましたが、今年も良い年になることを願っております。

さて、今回は、海洋汚染とプラスチックの関係について、探ってみたいと思います。 ニュースなどでも度々取り上げられているので、例えばマイクロプラスチックなどといったキーワードは、みなさんもご存知ではないでしょうか。

1. プラスチック消費量の増加と廃棄の問題

近年、使い捨て製品や包装材料の過剰な普及により、プラスチックの使用量が急激に増加しています。しかしこの増加に伴い、未処理のプラスチック廃棄物が海洋環境に大量に流入しています。 身の回りの物を見ても、実は「すぐに捨てる」プラスチック製品は多くあります。過剰な梱包などもこれにあたります。

2. 海洋への未処理プラスチックの投棄

一部の地域では、プラスチックが不適切に処理され、河川や海に流れ込む事例が見受けられます。これにより、海洋中に未分解のプラスチックが充満し、海洋生態系に深刻なダメージを与えています。 例えば適切にリサイクルや回収されていれば、こういった問題は防げますが、現実はそのように簡単にはいかないものですね。

3. マイクロプラスチックの問題

大きなプラスチック片が太陽光や波の影響で細かい粒子に分解され、海洋中に拡散することがあります。これがマイクロプラスチックと呼ばれ、生態系に取り込まれる可能性があります。 その他、たとえ海に近い場所でないとしても、私たちの身の回りで劣化して粒子となったプラスチック製品が、河川を経由して海に流れ出すケースもあります。

4. 生態系への影響と人間の健康への懸念

マイクロプラスチックを含め、プラスチックが動植物に取り込まれ、食物連鎖を通じて人間にまで影響を及ぼすリスクが懸念されています。また、プラスチックに吸着した有害物質が放出され、生態系に悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。 とはいえ、「無い生活の実現は考えられない」程、プラスチックは普及していますので、少しでも正しい処理をすることを心がけたいですね。

このような問題に対処するためには、個人の努力から国際的な協力まで、多くの人々が協力し、環境に優しい選択を積極的に取り入れることが必要です。未来の世代のためにも、私たち一人ひとりがプラスチック問題に真剣に向き合い、解決策を模索することが不可欠です。

VASUジャパンでは、コンポストや土壌での生分解が可能な、生分解性プラスチックをご提供しています。 射出成形、真空成形、ブロー成形、押し出し成形など、様々な成形方法に対応しています。 お客様のご要望や用途に応じて、カスタマイズも可能ですので、お気軽にお問合せください。
https://www.vasu.tokyo