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【生分解可能なキノコ用菌床栽培袋 】コンポストなどで生分解による処分が可能な、生分解性菌床袋を発表

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キノコ用菌床栽培袋の製造に最適な、インフレーション成形向け、生分解性耐熱プラスチックを開発

VASUジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:安藤 志郎、以下VASUジャパン)は、キノコの栽培に使われる、菌床栽培袋の成形に最適な、耐熱性を持った生分解性プラスチックの開発を発表いたします。

PressWalkerによるプレスリリースページ
https://presswalker.jp/press/40853

VASUジャパンではこの度、菌床を使ったキノコの栽培で使われている菌床袋に生分解性能を持たせた、生分解性菌床袋を開発いたしました。

今回の開発は、菌床によるキノコ栽培業者様の現場の声から企画されたもので、袋に菌床を充填した後の高温殺菌に耐えられる耐熱性能を持ち、キノコの収穫後にはコンポストなどで菌床バッグを生分解性させることを可能にします。

菌床はキノコの収穫後に処分が必要で、一般的には埋め立てによる処分が行われています。埋め立て以外では再利用も行われており、菌床を堆肥化させることが可能です。

ただし、堆肥化させる場合は、菌床と菌床袋を分別する必要がありますが、生分解性菌床袋の場合、袋自体も生分解して堆肥化させることが可能ですので、焼却によるCO2を発生させることなく、現場での作業も効率化させることが可能です。

菌床栽培は主に、生しいたけ、なめこ、まいたけなどの栽培に用いられており、特にまいたけは、菌床栽培が導入されてから生産量が増加しています。

林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/tokusan

今回開発した生分解性菌床袋は、グループ会社のVASU Networksが特許を保有している、独自のコンパウンド技術(特許6763619)をベースとしており、安定的な高い成型性とリーズナブルなコストを実現しました。

近年SDGsの観点から、日本ではバイオマスプラスチックの導入が進みつつありますが、海外では生分解性プラスチックの導入も進みつつります。

環境省
https://www.env.go.jp/content/900534496.pdf

今回の開発により、日本国内でも生分解性プラスチックの導入が増えることを願っています。

ご提供は、生分解性菌床袋向けの樹脂を予定していますが、ご要望に応じて、菌床袋としてのご提供も可能です。

菌床袋の製造業者様向けに、お試しやスモールスタートに最適な少量のサンプルをご提供しています。 詳細な仕様について、サンプルのご提供についてなど、お気軽にお問い合わせください。