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バイオマスプラスチックって、実はよく分かっていない。

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VASU Mail Magazine Vol. 1

バイオマスカトラリー

今回の表紙の一枚は、VASUジャパン株式会社による、カトラリーの写真です。一般的にカトラリーは、ポリスチレン製が多いですが、バイオマス度が40%のバイオマスプラスチック、VS-60-2-TKを使い、既存の成形設備で作られたものです。

今回は、バイオマスプラスチックについてのお話をお届けします。テレビのニュースや、インターネットなどでよく耳にするようになった、「バイオマスプラスチック」について、みなさんはご存じでしょうか?最近では、私たちの身の回りでも、バイオマスプラスチックが使われた製品を、見かける機会が増えてきました。最も目にする機会が多いものは、スーパーやコンビニのレジ袋です。他にも、様々な商品のパッケージなどで見かける事があります。

本メールマガジンを読まれている方は、バイオマスプラスチックについて詳しい方も多いと思いますが、一般消費者の方には、まだまだ浸透していません。「バイオだから環境に良い」「植物由来」「CO2排出量削減」と、なんとなくのイメージを持たれている方がほとんどだと思います。

そもそもバイオマスとは、Bio (生物) とMass (質量) からなる単語で、日本語で表すと、生物資源となります。もう少し噛み砕いた表現だと、「植物などの再生可能な有機資源」となります。つまり、バイオマスプラスチックとは、「植物などの再生可能な有機資源」を原料に使った、プラスチックとなります。

バイオマスプラスチックの原料は様々で、とうもろこし、サトウキビ、じゃがいも、お米、卵の殻、貝殻などが挙げられます。「植物などの再生可能な有機資源」は、何となく環境に良さそうですが、バイオマスプラスチックを使う事が、どのように環境に良いのかについては、次回以降のメールマガジンでお届けしますが、簡単に言えば、石油を使う量が減り、ゴミとして燃やした時に発生するCO2が減る事です。

VASUジャパンでは、様々な成形方法に対応した、バイオマスプラスチックをラインナップしており、既存の成形設備をそのまま使用可能。試作用樹脂は少量25kgからご提供しています。
「企業として環境対応を始めたいけど、何から始めたら良いか分からない」とお困りの方は、是非お気軽にお問合せ下さい。試作事例など交え、ご紹介させて頂きます。

環境省のウェブサイトに、バイオマスプラスチックについて、わかりやすい解説があります。